2023年7月14日(金)、スタジオジブリ最新作「君たちはどう生きるか」が公開されました!
グルメの話ではないですが、吉グル編集長いさきち(Twitter:@kichi_gourmet )は、ガチのジブリオタクなので、紹介しないわけにはいきません!
吉祥寺を愛するものとして、映画館「吉祥寺オデヲン」にて観てきました。
※作品のネタバレなどは一切していません。
ジブリ作品「君たちはどう生きるか」が公開
スタジオジブリ、宮崎駿監督の10年ぶりの新作映画「君たちはどう生きるか」が2023年7月14日(金)に公開されました!
吉祥寺の映画館「吉祥寺オデヲン」にて観てきました。
スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは、「映画の内容を事前に一切明かさない」という、これまでのジブリ作品では“異例の宣伝方針”を掲げ、2022年12月13日に公開された鳥のようなものが描かれた1枚のポスター以外には、CM、新聞広告、公式サイトの開設、予告編の公開も、あらすじや声優の発表もしないまま、2023年7月14日(金)に公開されました。
劇場で販売される作品パンフレットも後日発売(発売日未定)です。
ジブリ作品「君たちはどう生きるか」のプロモーション
2023年6月2日に行われたプロデューサーの鈴木敏夫さんと『文藝春秋』編集長の新谷学さんとの対談において、『君たちはどう生きるか』については宣伝を一切行わない方針を明らかにしました。
また、「金曜ロードショーとジブリ展」の開会セレモニーにて、鈴木敏夫プロデューサーは、「いろいろ考えているうちに一切宣伝がなかったら、皆さんどう思うんだろうと考えてみた。僕の考えですけど、これだけ情報があふれている時代、もしかしたら情報がないことがエンタテインメントになる。そんなふうに考えました。うまくいくかどうかわかりません。わからないけど、それを信じてやる、ということです」と語っています。
2022年12月13日に公開予定日とポスタービジュアルが発表されましたが、以降予告編の公開やCM、新聞広告、公式サイトの開設といったプロモーション活動は全く行われておらず、出演者や主要なスタッフについても公開日までほとんどが非公開となっており、2023年2月下旬に行われた試写会でも、厳重な箝口令が敷かれたほど、情報の非公開が徹底されていました。
英語タイトルについて、制作中は『How Do You Live?』とされていましたが、途中で変更され、『The Boy and the Heron』になりました。直訳すると「少年とアオサギ」という意味です。
アメリカなどの海外では2023年中に公開される予定とのこと。スタジオジブリのマーケティング手法にのっとり、今のところは海外でも宣伝を一切行わないそうです。
ただ、日本では既に公開されているため、日本での公開前ほどは情報を抑えるのは難しそうですね。
公開日となる2023年7月14日に出演者が解禁となり、米津玄師さんが主題歌を担当したことが判明しました。
声の出演者は、山時聡真さん,菅田将暉さん,木村拓哉さん,柴咲コウさん,あいみょんさん,滝沢カレンさん,木村佳乃さん など。
2023年7月14日(金)の公開当日になり、ジブリの公式Twitterアカウントが「君たちはどう生きるか」に関する投稿を繰り返し、世を賑わせました。
ジブリの公式Twitter が投稿したのは「常識の範囲内で、自由に使ってください」とする“謎の鳥”の画像や、ポスターの画像とともに投稿された「カヘッカヘッカヘッ」という“謎の鳥”の鳴き声とみられるものなど。
また、「君たちはどう生きるか」の主題歌を担当したシンガーソングライターの米津玄師さん宛てに、宮崎駿監督が「すばらしい音楽ありがとうございました」と感謝の言葉を記した色紙も投稿されています。
公開以前から「君たちはどう生きるか」の主題歌は米津さんが担当するのではないかと噂されていましたが、公開当日にはTwitter上で「#米津玄師」と入力すると、「#君たちはどう生きるか」と入力したときと同じく“謎の鳥”の絵文字が出現すると話題になっていました。
ジブリ作品「君たちはどう生きるか」の原作
ジブリ作品「君たちはどう生きるか」の原作は、吉野源三郎さんの小説です。
概要
ジブリ作品「君たちはどう生きるか」の原作は小説です。
1937年に出版された吉野源三郎さんの名作「君たちはどう生きるか」。
人間としてどう生きればいいのかを考えるように書かれた本。
勇気、いじめ、貧困、格差、教養、昔も今も変わらない人生のテーマに真摯に向き合う主人公のコペル君と叔父さん。
二人の姿勢には、生き方の指針となる言葉が数多く示されています。
あらすじ
主人公は、コペル君というあだ名の15歳の少年。成績優秀だが、いたずら好きで憎めないところのあるコペル君は、自分の見た情景や、学校の友人たちの行動をきっかけに、哲学的な考えを深めていく。そんなコペル君の日常の物語と、彼に向けて叔父さんが書いた「ノート」のパートで構成されています。
マンガ化
2017年に羽賀翔一さんによりマンガ版も出版されています。
原作はもうひとつある?
映画の「君たちはどう生きるか」と小説の「君たちはどう生きるか」の内容が大きく異なっているため、参考にしている作品がもうひとつあると言われています。詳しくは後述。
ジブリ作品「君たちはどう生きるか」の雑学
・原作はもうひとつある?
小説の「君たちはどう生きるか」の他に、もうひとつ参考にしている作品があると言われています。
それは、宮崎駿監督が大好きな作品のひとつであるジョン・コナリーの『失われたものたちの本』という作品です。物語のベースはむしろこちらに近いと言われています。
気になるかたは是非読んでみてください!
・主題歌は米津玄師さんが担当になったきっかけ
米津玄師さんが主題歌「地球儀」を担当することになったきっかけは、2019年に宮崎駿監督が米津玄師さんの『パプリカ』を聴いたことがきっかけ。その後、4年間もの時間をかけて楽曲を完成させました。
・作中に出てくる片山一良について
「君たちはどう生きるか」の劇中に、大日本帝国陸軍に徴兵された片山一良という青年が出征していくシーンがあります。
この片山一良という青年は、助監督を担当した演出家の片山一良さんがモデル。なお、劇中で片山青年は声を発しないため、担当声優は設定されていません。
・ペリカンのリアルな作画について
ペリカンの群れや飛翔については、生息地ではない日本ではどうしてもイメージを掴みにくいため、鈴木敏夫プロデューサー自ら担当スタッフを率いて、生息しているタイを数回訪れたとのこと。
・制作体制の変更
宮崎駿監督の作品では、すべてのカットに監督自らが手を入れるという異例の体制で制作が進められ、それが「宮崎アニメ」の圧倒的なクオリティーを維持してきた秘密とも言われます。
しかし今回の「君たちはどう生きるか」では、宮崎監督は映画の設計図となる絵コンテの制作に専念し、作画監督が具体化するという体制で進められました。
2023年7月6日にNHKニュースに掲載された鈴木敏夫プロデューサーのインタビューによれば、「僕は今回勝手にテーマを持っていて、“若い宮崎アニメ”が見たかった。それは絵によって決まりますが、今回の絵は全然違いますよ。だって、ミヤさんは「作画監督」という自分の大事な役割を若者に取られたわけでしょう。じゃあ絵コンテを描く時どうするか」
「作画監督は絵コンテを具体化しなきゃいけないから、ミヤさんの絵コンテは、こんなの描けるか!みたいな芝居にあふれたんです。つまり自分じゃ描けないくせに、すごいのを押しつけた。でも、作画監督の彼は負けなかった。それによって、がぜん面白くなりました。こうした切磋琢磨が何かを生み出すと信じています」と語っています。
若い作画監督が加わった相乗効果も、今回の「君たちはどう生きるか」のもう一つの注目点です。
・スタッフの残業軽減
2019年12月25日に朝日新聞デジタルに掲載された宮﨑駿監督のインタビューによれば、「働き方改革で午後8時にはスタッフが帰るようになり、みなが今までより人間的な顔になった」と語っています。
ジブリ作品「君たちはどう生きるか」の概要
作品名 | 君たちはどう生きるか |
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公開日 | 2023年7月14日(金) |
制作・製作 | スタジオジブリ |
原作・脚本・監督 | 宮﨑駿 |
プロデューサー | 鈴木敏夫 |
音楽 | 久石譲 |
主題歌 | 米津玄師 |
声優 | 菅田将暉,木村拓哉,柴咲コウ,あいみょん,滝沢カレン,木村佳乃 など |
ジブリ作品「君たちはどう生きるか」の声優
牧眞人 | 山時聡真 |
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覗き屋のアオサギ | 菅田将暉 |
牧正一(眞人の父) | 木村拓哉(特別出演) |
ヒミ(眞人の母 久子) | あいみょん |
若き日のキリコ | 柴咲コウ |
ばあやたち | 大竹しのぶ,阿川佐和子,風吹ジュン,竹下景子 |
ワラワラ | 滝沢カレン |
老ペリカン | 小林薫 |
インコ大王 | 國村隼 |
大叔父様 | 火野正平 |
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