飲食店以外

太宰治も愛した三鷹の「跨線橋(こせんきょう)」が94年の歴史に幕

「人間失格」などの作品で知られる作家の太宰治がお気に入りの場所だったことで知られる東京都三鷹市の陸橋「三鷹跨線(こせん)橋」、正式名称は「三鷹跨線(こせん)人道橋」が、2023年12月10日(日)で閉鎖されることになり、別れを惜しむ大勢の太宰治ファンや地元の人たちなどが訪れました!

三鷹市内には20年ほど前まで太宰治がかよった飲食店が複数ありましたが、いずれも今は残っておらず、当時のまま残された太宰治の最後のゆかりの場所でした。

JR三鷹駅から300mほど西側にあるこの三鷹跨線橋は、94年前の旧鉄道省時代の1929年(昭和4年)に建設され、全長約90m、幅約3m、高さは約5mです。
橋の一部には古いレールも使われ、コンクリートや鋼材がむき出しになった部分もあり、思わず目がいってしまいます。

JR東日本八王子支社によると、建設から94年が経過して老朽化も激しく、今後の維持管理が難しいため撤去が決まったという。
今後は陸橋の階段や橋げたの一部は保存されるようです。

12月15日~17日に予定されている渡り納めのイベントには4000人を超える応募があったとのこと。

自由に通行できるのは、2023年12月10日(日)までです。
2023年12月10日(日)で閉鎖され、12月11日(月)からは通行ができなくなります。
中央線を横断したい場合は、約200m東(三鷹駅方面)にある「堀合地下道」で横断することができます。

【三鷹跨線(こせん)橋】

三鷹跨線(こせん)橋

▲三鷹跨線(こせん)橋