ダイヤ街にある「COFFEE HALL くぐつ草」は、
1979年の創業で、創業43年目の老舗喫茶店。
地下に続く階段を降りて鉄の扉を開けると、「非日常的、異空間の演出」というコンセプトの通り、まるで洞窟のような不思議な空間が広がります。
店内にはぼんやりとオレンジ色の明かりが灯り、両側の壁には古い調度品が並んでいます。
高い天井のおかげで、地下にも関わらず窮屈さは一切感じない。
地下のため、スマホの電波も届きづらく、Wi-Fiも無いため、
仕事のことを忘れて一人でゆっくり過ごすのにも最適です。
「くぐつ草」名物のカレー(単品1250円、セット1750円)は、様々なスパイスの味が感じられる本格派。
「茶房 武蔵野文庫」「まめ蔵」とともに“吉祥寺三大カレー”とも言われています。
モーニング、ランチ、カフェタイムとしてもゆっくり使えますが、
夜22時まで営業をしていて、アルコールメニューも充実しているので、大人のための喫茶店でもあります。
吉祥寺のカフェ「くぐつ草」のメニュー
じっくりと炒めた玉葱の甘さがスパイシーさを引き立てる「くぐつ草カレー」は開店以来変わらない味。
約10種類のスパイスは、香りが立つように炒ってから麻袋に入れ、一日がかりで煮込んでいるそう。強いこだわりを感じます。
ライスの上のレーズンも特徴的です。
「くぐつ草サラダ(1,300円)」は、具だくさん新鮮生野菜に、オレンジ、ゆで卵、チーズに、串に刺さったサラミとオリーブがのっています。
フレンチベースのドレッシングは別添えです。塩・コショウはお好みでかけます。
塩・コショウの入れ物まで木でできていて目を引きます。
「パンプディング(700円)」は、プリン液をパンに塗りこんでオーブンで焼いたスウィーツ。モチッとした食感と甘さが癖になります。
吉祥寺のカフェ「くぐつ草」の店内
店内はまるで洞窟のような不思議な空間で、ぼんやりとオレンジ色の明かりが灯り、壁には古い調度品が並んでいます。
吉祥寺のカフェ「くぐつ草」の外観
外観から既に純喫茶ずきのひとにはたまらない雰囲気を醸し出しています。
吉祥寺のカフェ「くぐつ草」のメニュー表
写真では伝わりづらいですが、メニュー表の表紙は厚さのある木でできていて、まるで古文書のようでテンションが上がります。
レンズ豆とココナッツミルク入りのふわふわたまごの「オムカレー(1,250円)」は1日10食限定!
カップ状につくったパンの中に具を入れて焼き上げる「カップトースト(カレーミート)(1,200円)」も密かに人気メニュー!
両方ともお昼前には売切れてしまうことが多いです。
吉祥寺のカフェ「くぐつ草」の店名の由来
くぐつ草は、創立380年になる「江戸糸あやつり人形劇団 結城座」の劇団員が1979年の立ち上げたお店です。
「人形つかい」は“傀儡師(くぐつし)”と呼ばれているため、店名にも“くぐつ”が使われました。
『草』は後から付けた造語で、地下の店内に緑が少ないからや、吉祥寺の街に根付くようになど、諸説あるそうです。
造語のため、「くぐつ草」という草は実際には存在しないとのこと。
当時、吉祥寺に稽古場があった「結城座」の劇団員が、公演の少ない時期に働く場所を確保する目的でカフェをオープンしたそうです。
そのため、オープンから10~20年くらいの間は、若い劇団員たちが手の空いているときにスタッフとして働いていたようです。
現在では、劇団の規模が拡大したため稽古場は小金井市に移り、カフェスタッフと劇団員は完全に分かれているとのことです。
吉祥寺のカフェ「くぐつ草」の店舗情報
店名 | COFFEE HALL くぐつ草 |
---|---|
オープン日 | 1979年(昭和54年) |
営業時間 | 10:00~22:00 |
定休日 | 不定休 |
席数 | 54席 |
電話番号 | 0422-21-8473 |
住所 | 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-7-7 島田ビルB1F |
アクセス | 吉祥寺駅北口から徒歩6分 |
HP | https://kugutsusou.info/ |
公式SNS | @kugutsuso |
Googleマップ
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-7-7 島田ビルB1F